ハロプロ好きの雑記。
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端的に言うと見つかっちゃう話。
ベッドの端に腰を下ろしてしまえば、私はこれからされるであろう行為に胸を高鳴らす他無かった。
欲情が滲んで、それが時折垣間見える輝きを放った梓ちゃんの朱の目がそんな私の胸の鼓動をまるで速めているようだった。
やがて、着ているものをショーツだけ残して全て取り払われた。殆ど裸になった私に彼女の顔がゆっくりと近付いてきて、柔らかな唇がそっと私のそれに触れた。
私は口付けに答えるように彼女の背中に腕を回す。
「…あんまりうるさくしたらだめだよ」
囁かれて、小さく頷いた。
彼女は私の髪に触れ、擽るように頭皮に指先を這わせる。優しい手付きに何故だか果てしない安心を得た。
静かに撫でられるのが好き。私に夢中になってるって感じるから。
「…唯先輩たちに見つかったら、」
「めっ。梓ちゃん、だめだよ」
何かを思い出したような表情で一種の暴力とも言える発言をしようとした唇に人差し指を沿えた。
「何にも気にしなくていいから。今は…私だけ見てて」
こんな台詞、普段滅多に言う事は無い。
周りの思う“平沢憂”と今の私は物凄くかけ離れているのではないかと考えて、小さく笑った。
…軽音部のお泊まり会という事で家にやって来た皆さん。つまり私は密かに、梓ちゃんに抱かれる機会を得たのだった。
梓ちゃんは右手でうなじからゆっくりと辿りながら下に下ろし、ようやく乳房を捉え、右の方の膨らみに静かに触れた。
小さな掌で、乳房の在処を確認するように撫でるその様子はまるで母親の乳を求める赤子のようだった。
「……おっぱい、好き?」
梓ちゃんの母親であるような錯覚に囚われ、浮かされるままに口走った。
「…触ってると落ち着く。変かな」
彼女は質問にそう答え、私が、へんじゃないよと返そうと開きかけた唇を再び優しく塞いだ。
口の中に入り込んできた舌を受け入れて、融かされるような愛撫に自分も応える。
「…うい、………」
「ん…っ、ぁ………」
暫く舌を絡ませ合っているとゆっくりと押し倒された。
そしてその小さな身体のどこにそんな力があるのだろうと不思議になるくらいの力で下半身を抱えられ、ベッドの上に移動させられた。
「すきだよ」
「……っ、……」
優しい言葉。焼けつくようなキスに、淡く全身に触れる指先、いとおしそうに撫でる掌。
瞼、頬、眉に至るまで、ふわふわと散る花弁のように唇が優しく押し付けられる。
胸を、腹を、脇腹を、腰を。
撫でたり、感触を確かめていく手がどうしようもないくらいに切なくて、気持ち良い。梓ちゃんが堪らなく愛しい。
不意に、左胸に吸い付かれた。
空いた手は右の乳房をまさぐる。一心不乱に、赤子のように。
彼女は既に知っていた。私が左胸の方が感じるという事を。
だから執拗に攻めてくる。温かい口の中で、熱い唾液を充分に絡ませられた。
「…ん、やっぱり、好きだね…っ、…」
「んぅ……」
「赤ちゃん、みたい…。ふぁ…、小さい頃に戻っちゃったの……?」
再度言うと、梓ちゃんは乳首から口を離して悲しげに言った。
「赤ちゃんよりももっと小さい頃に。胚になりたい…」
口中に含んだ乳首を、力を抜いた柔らかい舌で包み込んでみたり、時折緊張させた舌で弾くように刺激される。梓ちゃんの前髪が肌を擽る。
「そして、男の子に産まれて、憂と出逢い直したいな。……それか、」
指先で乳首を弄りながら、突然、膝を私の脚に割り入れられ秘所をぐりぐりと乱暴に圧迫された。
身を刺すような強い刺激に思わず身体が跳ね、甲高い声が漏れる。
「あっ…! あずさちゃ、………!」
「憂のここに帰してよ……!」
「っ、…こわい、…ま…って、っ!」
「…ここ…憂の中………」
「ひぅ、…っも、やぁっ…! あずさちゃん…っ、や、め」
低く圧し殺した声で、脅迫するように、試すように。
しかし甘えるようでもあり、また懇願するかのように梓ちゃんはそう言った。
梓ちゃんの内に秘められた何かが剥き出しにされたのを目撃してしまった気がして、もの凄く怖かった。
堪らず涙を溢した私を見て梓ちゃんは我に帰り、私をかき抱いて声を震わす。
「…ごめん、憂。…私、なんかおかしい……」
「…ううん……」
そして涙が浮かぶ私の目尻にキスをしてから、そっと優しく囁いた。
「あったかくてきっと居心地が良いと思うよ。憂の子宮の中で静かに眠ってたい」
「…私の中……?」
「うん。憂のへその緒を輪っかにして投げ下ろして。私が登って戻れるように」
まるで梓ちゃんの疲弊の表れだった。秘密にしている関係。周りの目。
様々な事に注意を払うようになってからは気を抜くという瞬間が無くなっていた。常に警戒していなければならなかった。
その中で梓ちゃんは強く在ろうとして精神を磨り減らした。それが目に見えた瞬間だった。
私が返答に困っていると、梓ちゃんは少しだけ下着に手を差し入れて、撫でるように僅かに触れた。
「憂を幸せに出来ない事は分かってる。…でも、好きだよ。好きで好きで気分悪くなるくらい好き」
いつからこんな曲がった表現をするようになったんだろう。とにかく梓ちゃんはそう言うと私の脚を持ち上げた。
何をするのかと思えば、私の足の指先をマッサージしながら舐め始めたのだ。
指の間を這う紅い舌がやけに眩しく映った。滑りのある感触に鳥肌が立つ。
汚い場所。そんなところを咥えられる。
余程愛されてるんだな、と思った。軽く歯を立てられると熱い秘所がまたじわりと滲むのが自分でもよく分かった。
梓ちゃんが弱っているのはよく分かる。だったら私が支えなければならない。これからも二人でいる為に。現状維持だ。
「…梓ちゃん、」
「なに?」
「私も好きだよ。泣けちゃうくらい大好き。私は、私の事が好きで好きで気分悪くなった梓ちゃんをちゃんと介抱してあげられるよ」
「そっか……ありがと」
梓ちゃんはそう言って照れくさそうに笑った。……可愛い。
愛されている。今、私は梓ちゃんに愛されていると確信している。
ずっとこうしていたい。彼女に触れられ、その存在を胸が一杯になるくらいに感じていたい。異端でもいい。
愛する人と過ごして、時折こうして気持ちを確かめて。それが後ろめたい事だとしても、世界に背を向ける事だとしても、こんな日常がずっと続いていけば良いと本気で願った。
…それなのに、
「二人とも、起きろよ! 今からみんなで、――――……?」
青ざめた先輩の表情。
それもそうだろう。ショーツだけを纏った友人の妹と、友人の妹の足を舐めている自分の後輩の姿が目に入れば誰だって驚くに違いない。
………もう、終わりだと思った。
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