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ハロプロ好きの雑記。
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なにこれりつみお。






「律」
「何だ、澪」
「好きなんだ」

「……いい加減にしてくれよな」


ぶっきらぼうに言い捨てるとくるりと背を向けた私の想い人。
私の人生を掛けた告白を、律は全くもって相手にしてくれなかった。
気付いていないだろう。
律が受け止めている好きと、私の放っている好きはきっと、そっくりだけど少し違ってしまっている。
それでも伝えられるだけ良かった。
今までは言えなくても、次があったから。だから逃げてた。いくつものチャンスを、私は無駄にしてきた。


でも、バカ律、もう、ないんだぞ。
会えなくなっちゃうんだよ。
卒業したら、律とはもうばいばい。



「………律、好き」
「…澪。嬉しいけど、くどいぞ。いい加減にしろよ。離れるのが辛いからって、そういうの、良くないと思う」
「律…………」

幼かったあの頃は、
私たちは友達同士で幼なじみで、
それ以上の感情は抱かなかった。

だけどいつからか、私が律がいなくても人と人並みに接する事が出来るようになった時、初めて人並みになれたその時、……全部が、愛しいと思った。


「好き」
「っ………」
「律、好きなの………」
「~っ、くどいぞ、本当にっ……」

搾り出したような、弱い声。

「好きなのに………」
「――――――澪、やめろ、」

体を強引にこちらに向かせて、
愛しくて、悔しくて触れた唇。
感じる温度、感触。
このまま溶け合って、一人になってしまえそうな錯覚、そんな酩酊。
好きすぎて、悔しくて溢れた涙。
唇を離して、律の目を見た。

「好きなんだ、律。……本当に、好きなの………」

溢れ出した想い。

「好き、律。好き、好き、大好き」
「――っ、もう、いい。分かったから」
「…………律、」

気が付けば律も泣いていて。
それから優しく抱き締めてくれた。

「私も本当は、ずっと好きだった。澪と離れるのが辛いから、ずっと幼なじみでいようと思ったのに…お前は…っ」
「…………っ」

「澪はバカだな。これ以上私を辛くさせんな」

「バカ律に言われたくないっ」

大学違うんだぞ、とか、大人になってもお前はずっと私と一緒にいる覚悟があるのか、と聞かれて、迷わず首を縦に振ると、律は本当にバカだな、と言って笑った。

「当たり前だろ。律と一緒にいたいんだ。バカだな、律は」
「私なんかと一緒にいたいのか?澪はやっぱりバカだな」


二人で泣き笑い。
ああ、本当にバカだな。私も律も。







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